麦角菌核混入穀類等加工消毒工場指定要領

沿革
昭和46年2月6日 45農政第2628号
昭和48年8月31日 48農蚕第5182号 一部改正
昭和50年1月30日 50農蚕第444号 一部改正
昭和52年8月20日 52農蚕第5351号 一部改正
昭和60年10月8日 60農蚕第5347号 一部改正
平成07年11月1日 7農産第1号 一部改正
平成11年1月11日 10農産第9493号 一部改正
平成13年1月5日 12農産第9156号 一部改正
平成15年3月26日 14生産第10090号 一部改正
平成15年6月30日 15生産第2459号 一部改正
平成18年3月30日 17消安12896号一部改正

(目  的)
第1
  輸入穀類等検疫要綱(昭和46年2月6日 45農政第2628号)第14の規定に基づく麦角菌核混入穀類等加工消毒工場(以下「加工消毒工場」という。)の指定を円滑に行うため、この要領を定める。


(定  義)
第2  この要領で「加工消毒工場」とは、麦角又は菌核が混入する輸入穀類等を消毒するため、加熱、粉砕、挽砕又は焼却等の処理を行う製粉工場、製油工場、精麦工場、飼料工場及び醸造工場をいう。


(指定基準)
第3  加工消毒工場の指定は、別表1の基準(以下「指定基準」という。)に基づいて行うものとする。


(指定の申請)
第4   植物防疫官は、第3の指定を受けようとする者に対し、加工消毒工場指定申請書(第1号様式)を当該工場の住所地を管轄する植物防疫所長(植物防疫事務所長、支所長及び出張所長を含む。第15を除き以下同じ。)に提出させるものとする。


(審  査)
第5  植物防疫所長は、第4の申請書の提出があったときは、植物防疫官に次の審査を行わせるものとする。
(1) 書類審査
  申請書に基づき、当該工場の施設が指定基準に適合するか否かを審査するものとする。なお、審査の結果、指定基準に適合しないと認めたときは、(2) の実地審査は行わないものとする。
(2) 実地審査
  当該工場の施設が申請書記載事項の内容と合致しているかどうか審査するものとする。


(審査結果の報告)
第6  植物防疫官は、第5の審査終了後、遅滞なく、その結果をとりまとめ、意見を付して植物防疫所長に報告しなければならない。


(指定の決定)
第7   植物防疫所長は、第6の報告をうけたときは、その内容を審査し、指定基準に適合している工場について植物防疫所指定加工消毒工場として指定するものとする。 


(指定の通知)
第8 植物防疫所長は、第7の指定を行った後、遅滞なく、書面(第2号様式)をもって申請者に通知するものとする。 


(指定工場の表示及び加工消毒実施簿の備えつけ)
第9  植物防疫所長は第7の指定を行ったときは、指定申請者に対し、当該工場に「植物防疫所指定加工消毒工場」の表示を掲げさせるとともに、加工消毒実施簿(第3号様式)を備えつけさせ、加工消毒のつど加工消毒実施簿にその実績を記入させるものとする。


(指定の有効期間)
第10   加工消毒工場の指定の有効期間は、3年間とする。


(届 出)
第11  植物防疫所長は第10の期間中に次の事項が生じたときは、当該工場の指定申請者に対し、遅滞なく、その旨を届出させるものとする。
(1) 申請書の記載事項に変更があった場合
(2) 災害その他の事由により工場を閉鎖した場合

2  植物防疫所長は、第1項の届出があったときは植物防疫官に届出事項等について審査を行わせるものとする。


(指定取消し等)
第12   植物防疫所長は、第10の期間中に次の事項が生じたときは、指定の取消し又は使用の一時停止を行うことができる。
(1) 加工消毒成績が不良なとき
(2) 改造、破損等により当該工場が指定基準に適合しなくなったとき
(3) 当該加工消毒工場の指定申請者又は責任者が植物防疫官が加工消毒効果を確保するため指示した事項に反する行為を行ったとき

2 植物防疫所長は、前項により、加工消毒工場の指定の取消し又は使用の一時停止を行ったときは、当該加工消毒工場にかかる「植物防疫所指定加工消毒工場」の表示の掲示を止めさせるものとする。


(継続指定等の申請)
第13  第10の指定の有効期間終了後、引き続き当該工場を植物防疫所指定加工消毒工場として使用しようとする者に対し、当該有効期間終了の日の1カ月前までに加工消毒工場指定申請書を植物防疫所長に提出させるものとする。

2 前項の指定の申請がなされなかった場合、第10の指定の有効期間終了後、2年以内に当該工場を植物防疫所指定加工消毒工場として再度使用しようとする者に対し、あらかじめ加工消毒工場指定申請書を植物防疫所長に提出させるものとする。 


(継続指定等の決定及び通知)
第14   植物防疫所長は、第13の申請があったときは、植物防疫官に第5の審査を行わせるものとする。ただし、第5第1号の書類審査の結果、当該工場の施設に変更がなく、かつ取締上支障がないと認めたときは、同第2号の実地審査を省略することができる。

2 審査結果の報告、指定の決定及び通知については、第6、第7及び第8の規定を準用する。


(加工消毒工場の公表)
第15  植物防疫所長及び植物防疫事務所長は、管内の加工消毒工場を、インターネットを利用して公表するものとする。

別表1(第3関係)

 施設等\工場

製粉

製油

精麦

飼料

醸造

加工消毒施設 機械の種類 麦角の場合 精選機及び6つ割れ以上に粉砕できる粉砕機(ばん砕機を含む。)が備えられていること。   精選機及び100度以上で20分以上若しくは120度以上で10分以上加熱させる装置又は麦粒及び麦角を6つ割れ以上に粉砕(ばん砕を含む。)できる粉砕機(ばん砕機を含む。)が備えられていること。 麦粒及び麦角を6つ割れ以上に粉砕(ばん砕を含む。)できる粉砕機(ばん砕機を含む。)又は100度以上で20分以上若しくは120度以上で10分以上加熱させる装置が備えられていること。 麦粒及び麦角6つ割れ以上に粉砕(ばん砕を含む。)できる粉砕機(ばん砕機及び割砕機を含む。)又は200度以上で2分以上若しくは120度以上で10分以上加熱させる装置が備えられていること。
菌核の場合 精選機及び10メッシュ以上に粉砕できる粉砕機(ばん砕機を含む。)が備えられていること。 100度以上で20分以上又は120度以上で10分以上加熱させる装置が備えられていること。 精選機及び100度以上で20分以上若しくは120度以上で10分以上加熱させる装置又は穀類等及び菌核を10メッシュ以上に粉砕(ばん砕を含む。)できる粉砕機(ばん砕機を含む。)が備えられていること。 穀類等及び菌核を10メッシュ以上に粉砕(ばん砕を含む。)できる粉砕機(ばん砕機を含む。)又は100度以上で20分以上若しくは120度以上で10分以上加熱させる装置が備えられていること。 穀類等及び菌核を10メッシュ以上に粉砕(ばん砕を含む。)できる粉砕機(ばん砕機を含む。)又は100度以上で20分以上若しくは120度以上で10分以上加熱させる装置が備えられていること。
加工能力(8時間) 15トン以上 1トン以上 5トン以上 5トン以上 1トン以上
穀類等保管施設 位置 工場敷地内にあること
収量能力 200トン以上 15トン以上 200トン以上 100トン以上 30トン以上
構造 他の貨物から隔離して保管できること。
きょう雑物等の処理施設 保管施設 他の貨物から隔離して保管できること。
消毒施設 粉砕機による粉砕(麦角にあっては6つ割れ以上、菌核にあっては10メッシュ以上)、焼却、煮沸等の消毒ができる装置が備えられていること。
運搬用具 荷こぼれ等の生じない運搬用具が備えられていること。
消毒責任者 植物防疫官の指示した事項を確実に履行しうる責任者がいること。
植物防疫所(植物防疫事務所、支所及び出張所を含む。)からの距離 きょう雑物等の処理等についての取締りが確実に行える距離にあること。



第1号様式(第4関係)
第2号様式(第8関係)
第3号様式(第9関係)